内装工事の一つに「軽天工事」というものがあります。
内装工事を依頼した時に、工事内容の項目で目にした方もいるかもしれません。
これは施工業者のホームページを見るとよく事業内容欄などにかかれている、施工業界では当たり前に使われる一般用語です。
もちろん当社でも内装工事ではこの「軽天工事」を行っており、納期・仕上がり共にお客様に満足を頂けるよう努めております。
この「軽天工事」という言葉は、施工業界では当たり前のように使われるのですが、業界外の方・工事を依頼される方にはよくわからないという方が少なくないと思います。
そこで「軽天工事」について、簡単ですが説明をします。
工事途中のビルの中を想像してみてください。そこには壁の無い広いフロアーがあります。
そこからフロアーを仕切る壁を作成し、図面通りの各部屋を作っていきます。この時、壁や天井を作るための骨組み工事が軽天工事になります。
この工事に使う材料として厚さ0.5mm程度の軽くて薄い鉄板を使います。これを軽鉄材といい、これが「軽天工事」の言葉の由来です。
LGS工事という名前で紹介される場合もありますが、これはLight Gauge Steel(ライト・ゲージ・スチール)のことで、直訳すると軽量鉄骨という意味です。
「軽天工事」が採用されるには理由があります。
かつては、骨組みを木材で作ったりしていましたが、軽量鉄骨の利用により工場製作だけでなく現場加工においても格段に製造・加工がしやすくなり、また木材と比較して形の自由度も広がりました。そしてこれらのことはコスト削減にも繋がっています。
また鉄骨は燃えないため、防火の面でも優れています。
さらに解体後の不要な鉄骨は再利用も可能にしています。
これらの加工のしやすさ、コスト削減、防火、リサイクルといった利点により「軽天工事」は広まりました。
この「軽天工事」という言葉に馴染みがないのでは?と先に述べましたが、言葉に馴染みはないとしても、みなさんの周りの建物では必ずといっていいほど使われています。リフォームする様子をTVで紹介する番組が時々ありますが、内装工事の様子をTVで見かけた時は、これが軽天工事だなと思いながら見て頂くと、より楽しく見て頂けるかもしれません。
株式会社confront(コンフロント)では、福岡を拠点に日本全国で様々な店舗設計・施工業務を行っています。
お客様のご希望を具現化するために、これまでもこれからも努めていきます。
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